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ドイツ ホッケンハイム ポロカップ参戦(招待選手) 2008年10月30日2008年10月30日

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さあ今年もドイツのレースに参戦だ!

いつもと同じく30分だけの練習のあと予選、決勝。

まあ楽しもう。

昨年も来させていただいたので、見慣れた光景。

新型シロッコのレーシングカーだ!

 

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しかし、ホッケンハイムはひろいなー。さすがF1のサーキット

 

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今年の相棒にご対面。

 

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ドイツポロカップシリーズ年間10戦、

レギュラードライバーは24人、

レギュラードライバーの中にもドイツはもちろんの事、

スエーデン、南アフリカ共和国、ポーランド、デンマーク、オーストリア、チェコ、イギリス、

リトアニア、ペルー様々な国からドイツルポカップシリーズに年間エントリーをしている。

まさにVW甲子園。

そして今回の僕を含めた最終戦ゲストドライバーは各国のVWシリーズの

エキスパートが7人参加、

日本、アメリカ、ベルギー、インド、カナダ、チェコ、ドイツの他のレースの招待選手、

国際VW甲子園だ。いきなりの練習走行で、僕は31台中の15位で終えた、天候は雨。

もちろんゲストドライバーの中では1位。

まだまだ詰めるところはたくさんある。

トップとの差は1.4秒、楽しくなってきた。

でもそのいきなりの練習の5時間後いきなりの予選開始。

でも僕は気持ちは余裕、まだまだあそことあそこを詰めれば

予選5位以内は確実だと感じていた。

 

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天候はいきなり晴れ。結果は予選22位。

しかも日本ではない黄旗の区間タイム違反でペナルティー5位ダウンで予選27位となった

まさかの結果。

予選終了後2005年チャンピオンで今はステップアップしたヨハンセン選手に

教えていただいた。

なぜこんなに悪い予選なのか?それは晴れたら出現するドイツラインだったのです。

それはデータロガーではっきりした2個の5速の超高速コーナーで

ドイツラインを使用していないから、

速い選手と比べてその2個のコーナーが遅かったのです。

雨のときはスリッピーなドイツラインは使えないからコース内だけの走行。

でも雨があがれば出現するドイツライン。

まるで潮の満ち干で出現する自然の橋のようだ。

晴れになるとコース外の路面をフルに走行しなければならない、

日本ではありえない、ゼブラの中と外はフルに使う、

そこはアスファルトではなくコンクリート、

雨ではやばいぐらいすべる、

しかし一度晴れればいきなりレーシングコースとして出現するのです。

日本のサーキットではほとんどがコースの内と外は砂、

しかしこのホッケンハイムは内も外もコンクリートなのです。

奥が深いサーキットだ。

 

 

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決勝は予選27位から16位まで順位を上げた。

しかし時すでに遅し。

結果は平凡だった。でもいろいろ得ることはありました。

ゲストドライバーとしては2位、アメリカに負けた。

悔いも残ったけど充実したレースを過ごす事ができた。

僕のレーススキルに必要なことは状況判断のすばやさです。

アメリカは僕よりもその点が優れていた。

あと僕にだけ足りない事もあった。それは英語力。

インドの選手も英語ベラベラ。アメリカ人もぺらぺら、当たり前か(笑)

31人中僕だけが英語でコミュニケーションが取れなかった。

めちゃくちゃゆっくり話してくれれば、なんとかぼくでも理解は出来るけど、

あの場ではみんな普通に遠慮なしで英語でめちゃくちゃ早口。

ついて行けない。まあ簡単に言えば人間一生勉強です。

 

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ゲストドライバーでは2位なので、表彰台に!

立派なカップもいただき感激です。

VWレーシングの皆様本当に有難うございました

 

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最後はみんなで記念撮影

 

 

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しかし英語ばペラペラだったらどんなに良かった事やら、

母親に「勉強せんかったら大人になって絶対後悔するで」と散々小さい時に怒られていた。

いままでの生活で全然困らんわと思っていたけど、

生涯初めて勉強すればよかったと痛感した。

でも僕の高校時代の友人は、浪人を絶対しないとの事で阪大をやめて、

100パーセント合格の神戸大学を受け卒業したやつがいるのですが、

そいつは、外人がきたら全く英語が話せません。

だから勉強はやっぱり最低限でよかったかなと自分を慰めています。

 

また来年がんばるぞ!