new_articleベンチュラーウォーカー

彦六寿司 (阪急六甲)2012年5月15日

 

CA3J00220001.jpg

 

ヴェンチュラーから車で25分。ここは阪急六甲駅の東側の路地にある彦六寿司。

もちろん車も通らない道。そして人通りもほとんど無い暗い路地。

本当に、この路地をまっすぐ行けば、お店があるのか?

あった!

ひっそりと明かりがついている。赤ちょうちんも看板もない。

明かりの奥から、話声が聞こえる、のれんもかかっているので

入っていいんだよな?

店内に入ると、カウンター6席のみの、超レトロなお店。レトロというか風情があって

古さがなんともかっこいいお店。寿司職人はなんとおばあちゃん。

建物は大正生まれの長屋。ここで親子2代で60年も寿司屋を営んでいるそうな。

僕が小学校時代の約30年以上前には、昭和初期の木造長屋の建物がたくさんありました。

しかし震災でほとんど建替えを余儀なくされ、昔の木造家屋が芦屋、神戸にはほとんどなくなりました。

ここは奇跡的に残っています。たぶん屋根が、かわらではなくトタンで軽いので倒壊は免れたのでしょう

さて本題のお寿司はめっちゃうまい。ご飯のあまさ加減とお酢の効きが絶妙でこの味大好き。

ご飯は毎日薪でおかまを焚く製法。だからおいししのか?

ネタも新鮮で、おばあちゃんの力加減の柔らかく握られたご飯との相性は最高。

ひっそりとたたずむ、昭和の匂いがする、おいしいおすし屋さん。ここでタイムスリップした

感覚を味わいながら。おしいいお寿司とビールでお仕事の疲れをみなさん癒しに行ってください。

 

※ 只今息子さんと2人で営業されています