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ドイツホッケンハイム ルポカップ参戦(招待選手) 2003.09.262003年9月26日

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本日ドイツのホッケンハイムのレースのウエアーがとどきました。

これ着なさいって感じ STAND21のVWレーシングウエアー!

タイムスケジュールを見ると、初めてのコースで初めての車、

なのに 練習は30分のたったの1回、

その上 メカとは言葉が通じない。きびしいな、でもワクワク!

まあ15年前峠で鍛えたころのアグレッシブルな走りとレースで鍛えたスムーズな

走りを混ぜてがんばります。

DTMのドライバーもでるのかな?なんだか楽しみだな

 

 

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2003年 10月3日
さあ、ドイツにむけて出発です。13時間缶ヅメです。腰が痛くなってきました。
隣の席はルポカップの覇者プロの壷林さん。結構経歴がかっこいい、

93年にイギリスに単身で渡り、ジムラッセルレーシングスクールを主席で卒業、

そして日本のF4を全戦ポールツーフィニッシュで完全シリーズチャンピオン

と驚異的な成績をおさめフォーミュラー日本にスポットでエントリー

そして今スーパー耐久でピレリーポルシェGT3でエントリー。

かっこいいな、それにしても壷林さんもよくビール飲むね、

私7本のんだらいっしょの量 飲んでるし

 

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10月5日
ここはホッケンハイムリンク、広いなあー、F1のなかでも超高速サーキット。
フォルクスワーゲンレーシングの担当メカがきまりシート位置合わせ

もっとシートを低くしてとお願いしました。スケジュールを聞くと、明日朝30分の練習、

そして昼から予選、これは大変、コースも覚えてないのに、高速サーキットだし

恐いなあ
セブを日本から持っていってたので、これ貼っていいです?って聞くと、

ワットイズジス?ジスイズマイナスイオンチェンジパーツ。イットイズエフェクティブ

なんてめちゃくちゃな英語で答えたら。

ノーノーだって、ケチ!まあ明日はがんばろう

 

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2003年10月6日
さあ練習は雨、高速すぎて雨では全くわからない。

あっという間に走行は終了。昼から予選、気持ちはめっちゃブルー、

次のコーナーが左か右かも覚えてない。

やばい。そのうち路面は乾いてきたと思ったら、

メカはあわててスリックに交換し始めました。おいおい今度はドライか、

頭のなかがめちゃくちゃ。

予選がはじまり、毎週ごとになにかをつかんできたけど、不完全燃焼で終了。
24台中17番手、帰りたくなっちゃいました。壷林さんポール!
お見事!私はトップから1.5秒遅れでした。つまり17台が1.5秒のなかでダンゴ状態。

でもなんで1.5秒離されてしまうの?とへこみながら壷林さんに教えてって質問。

わかった!ありがとう。

日本のサーキットでは考えられないんですが、ホッケンハイムの1コーナーとヘアピンとその次のコーナーのえんせき外側はコンクリート。

外側ゼブラをコーナーリング中にドカン!って

乗り越えていったんコースアウトしてまたコースに戻ってくる、

エスケイプゾーンもラインのうちだって、ゲームセンターじゃないんだから!

でも明日は大幅にタイムアップ確実です。

楽しみです。でもさすがプロちゃんと見抜いてるなんて

 

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そしてなんと!VWレーシングからエキジビションレースに出てみない?って誘われました。

どんなレースかっていうと、すごいよ!DTMドライバーやF1ドライバーやパリダカドライバー

総勢13名とでルポカップレース。
出ます出ます!2時間後予選だから用意してとのこと。

わくわく日本からは壷さんと2人エントリー。

さっきのラインを使えば大幅なタイムアップが期待できる。

予選終了。見てみてすごくないですか!

 
予選1位  ローランドアッシュ    DTMトップドライバー
2位  フランクビエラ      91年DTMチャンピオン
3位  クラウスロドウイン    94年DTMチャンピオン
4位  クリスニッセン      Cカー、ルマンドライバー
5位  浜崎 大         ヴェンチュラー変態ドライバー
6位  エマニエルピロ      F1、マカオギアレース覇者
7位からはDTMドライバーやパリダカ覇者などずらり

 
やっと思い通りにはしれました。明日のルポカップとこのレースが楽しみです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 2003年10月7日

 

朝一は、ルポカップ決勝、エマニピロより速いやつが17番手からスタートだぞ!
びびるなよ。と思いながら、スタート!いやーみんなあつい、

なんせ去年のルポチャンピオンはDTMでABTのTTで今年は戦っている

ステップアップのレースなんです。みんな必至、あたるーー!1周め20位まで順位を落とす。

でもここからが速いよ、毎週ファステストを出しながら追撃、なんせ本場はあつい!

こわい!めちゃくちゃ!壷さんは後のプッシュでコースアウトリタイヤ、残念です。

私は9番手に追いついたところで10位でフィニッシュ。でもファテストラップ記録!!!!!

つまり24台中1番速いタイムで追撃してたって事。

んーんもーちょっと時間があればね。
次はエキジビションレース。壷さんの車は復活できなくて棄権、本当に残念です。

えーー私最後尾スタート?なんで5番からスタートさせてよ

まあいいか、パドックでルポにすごい人がむらがり動けない、

そりゃ日本じゃ星野さん中嶋さん亜久里さんなどが走るみたいですもんね。

私をみてドイツ人だれや?へんなんおるなって感じでじろじろ、

子供は笑ってるし

そしていよいよスタート

 

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さあ始まった!やっぱりあつい、みんなサイドバイサイド、

なんとか少しづつパスして7週目に6番手にあがって前の3台に追いついた。

3位争いでだんご前はピロと2人のDTMドライバーだ、

抜けない。5速ではいって5速で抜ける超ハイスピードコーナーが2つあるんです。

私ふくめて4台で突入! 前の2台が160か170キロで微妙にけつふり、コツンってあててる、

あー何か飛んできた、私のルポの右のフロントウインドーにヒビがはいった。

ウインカーかドアノブが飛んできた。危ないってば!

さっき抜いたやつが追いついてきた、5台でバトル、

やっぱ表彰台をみんな狙ってるもんね。

そしたらなんとブレーキングで後あてられてスピン。

なにするねん!あー10位でフィニッシュ。残念、

でも速さをみせたよね。

パドックに帰ってきたら大勢のドイツ人に親指をたてられ、ほめられた


僕も親指をたててこたえたよ。

久々に走ってて感動したよ。FFの箱なら世界に通用する?言いすぎかな。(笑)