オイルモレしているんだ 直してよ のご依頼
お父様から受け継いだ 大事な911
漏れているのは1本だけでしたが 傷んでいる他のホースも交換いたしました。
オイルモレ修理や油脂類の交換 ブレーキの交換をすませ
只今 クーラー取り付け中
もともと存在しない クーラーユニットを装着中
エアコンコンプレッサーを増設中
白矢印がエアコンコンプレッサー
青矢印がクランクプーリー からベルト駆動でコンプレッサーを回す際にベルトがたるまないように
常に張っている ベルトテンショナーローラー
この車はエンジンが 御覧の様に車体の一番後ろにあります。
だから
エアコンのラインは前まで 引っ張ってこないとだめ
ラインは車体下を通します
途中 FAN付きのコンデンサーも装着
コンプレッサーで圧縮されたガスは圧力が上昇すると共に熱を発生します。
中学校だったかな? ボイルシャルルの法則
その 圧縮されて高熱になった エアコンガスをこのコンデンサーで冷やします
圧力そのまま(高圧)で冷やされた エアコンガスは 最後にエキスパンションバルブで
放出すれば圧力を失う分 エアコンガスは冷える
これもボイルシャルルの法則
よって クーラーが効く
もう少しで完成です
岡本の町を お客さん乗せて オシャレなリノベーション物件までご案内するバスがもう少しで出来あがります。
少々お待ち下さい
みなさん カラーズさんで 物件を探してみてください♪
1990年
僕が就職した25年前 会社の独身寮にはエアコンが無かった
当時で築30年は経っていただろう 2階建ての寮母さん付きの独身寮
今からでは50年以上前の建物
とにかくぼろかったです。
関東地区の独身寮だったので50人ぐらいいたでしょうか?
なんと 誰一人エアコンがある部屋が無かった
入寮した時「エアコン取り付たら あかんのですか?」
と寮母さんに聞くと
「着けたきゃ つけてもいいよ 誰も着けとらんね 夏になって我慢できなくなったら
電気屋でも行ってくればいいさ」
「はああ」
そして 暑くなってきて 他の部屋を覗くと 冷蔵庫を開けて 冷蔵庫の前でビールを飲んでいるやつがいた。
「あほ ちゃうん そんなんしたら 余計に部屋が熱くなるで 冷蔵庫なにも入ってないんやったら 電源抜いときよ」
「結構快適だよ お前もそうしたら」
「開けてコンプレッサーを回し続ければ 後ろの放熱器めっちゃ熱なってるで 」
で
「やるんやったら こうするんや」
で 僕は部屋の窓を開けて 冷蔵庫を窓から3分の1 外にはみ出して 残った部分は
「冷蔵庫使うんやったら こうするんや 背中の放熱器は屋外に出しとかんと意味が無い」
「窓設置型エアコンと同じや」
と得意気にみんなに見せてやったんです
そしたら 次の日
「おい浜崎 何やってんだべ 冷蔵庫 なんで窓から捨ててんだよ」
「捨ててないですよ 放熱器を外にやって 冷蔵庫で部屋が冷えるか実験してるんですよ」
「鍵閉めなくていいのか?」
「取られるものないし いいんです」
「おめえ おもしれえな」
寮母さんは ばりばり千葉弁のおばちゃんだった
実験結果は 6畳の部屋は冷えませんでした(笑)
朝方 わずかに 涼しい?かな? 気のせい?
6畳の部屋の体積は 22356000㎝3
小型冷蔵庫は 80000㎝3
体積が279倍も部屋の方が大きい
冷静に考えれば 279倍の空間を冷やす設計がされているわけがない
朝方 冷えていたのは気のせいだったのでしょう(笑)
車検お願いね のご依頼
試乗してみて 停車するとなんだか おかしい
シフトをP(パーキング)に入れているのに 車が少し動いた
ん??????
やっぱり動く
Pのロックが働いていない
坂道に停車させる時にサイドブレーキだけでは不安
不安どころか サイドブレーキだけには頼れない
サイドブレーキワイヤーが伸びたり サイドブレーキの引きが不十分だったりすると
車は無人の状態で坂を下って行きます。
オーナーと相談して今回直すこととなりました。
20年ほど前 サイドブレーキトラブルを目の当たりにした事があります
場所はここです。(十二軒道路の阪急の高架を北に50m付近)
ここはなだらかな坂道になっています。
左の白い家は昔 酒屋でした 僕は住吉山手の友人の家に遊びに行く途中
酒屋に立ち寄り 手土産でビールを購入しておりました そしたら
ピーーー ピッピピ ピーーーーーー ピーーー ガシャン
おーーー事故だ!
と酒屋を出たら
信号待ちをしている赤丸の車に 黄色丸の車が 正面衝突している。
赤丸の車のドライバーが血相を変えて 黄色の車に近寄ると
?????
「おえーー! 誰も乗ってへん! なんや!誰も乗ってへん! なんやそれ!!」
と怒りながら叫んでいた
僕が「たぶん サイドブレーキの引きが弱くて上から下りてきたんちゃいます?」
と言うと
「かなわんわ! 災難や! もう! ええかげんにしいや! ほんまに!あほちゃうん!」
と しかめっ面で かなりご立腹
当たってきた車はMT車 ATならPに入れないと鍵が抜けない仕組みですので
こんなトラブルはないですが
MTならサイドブレーキだけ引いて 車を離れれば こんなトラブルもあるのです。
だから坂道で MT車は車から離れるときは必ず ギアを1速に入れて サイドを引いて止めなければなりません。
赤丸のドライバーの証言を聞くと
青色の軌道で黄色車がじわじわと上から迫ってきたらしいです
恐かったでしょうね
酒屋さんが 「この車 ○○さんのや 呼んできてあげますわ」
と呼びに行ったら 黄色車のオーナーが 走ってきて
「あれ?? あそこに置いたのに? なんでや? なんでや? ほんまに あそこに置いたんや」
赤色車のオーナーは
「そんなん知るか! 信号待ちしとったら あたってきたんや」
僕は笑いをこらえるのが大変でした
黄色オーナーに「サイドブレーキの引きがあまかったんとちゃいますか」
「坂道はギアいれてあげんと 恐いですよ」
と言ってあげて
その場を立ち去りましたが
危ない話です 歩道を歩く人だったら大変です。
なので 修理いたします。
まずは 車体からATとエンジンを離脱
ATのサイドカバーを外したら ロッドが折れていました
シフトをPに入れると このロッドがレバーを押して ギアにロックがかかる 仕組みなんですが
そのロッドが折れていました
これでは Pの機能をはたせません
このロッドの材質は溶接が困難
溶着できたとしても 何度か使えばまた折れてしまう可能性がある。
このロッドだけは部品供給がない
どうしよう?
このロッドは形状が複雑で奥まで曲がりながら伸びていて 製作するのにもむつかしい
困りました 考えます
芦屋散策 その51 では 伊勢町の洋館の写真はバックからの写真しかなく
正面写真を探していたら 芦屋図書館で見つけました
なんと 大正時代半ばに建築されたそうです。
今もあれば約100年前の木造建築だったんですね。
3階建てですが 三角の天井部分は隣接するマンションの6階とほぼ同じ高さでした
震災後に無くなりましたが
本当にすごかったんです。
この洋館の正面には 道路をはさんで200坪ほどの芝生の広場がありました。
いつもそこには お手入れしている お手伝いさんがいました。
「はいって いいの?」
と聞いて その芝生で何回か遊ばしてもらったんです。
子供の頃はこの洋館の間取りや建築方式などに全く興味がなく 芝生で寝転んだり
走り回ったりしていたのですが
大人になって この洋館に興味を持ち 入ってみたいと思いましたが
願いはかないませんでした。
先日近所のおばちゃんと立ち話しになり この洋館の話をしたら
「私 あそこの人 知っとたよ ゆうてくれたら いっしょに入ったったのに」
そうだったんだ
あーー残念
26万キロ走行の W211
今回はいろいろとメンテナンス
ベルト交換です
フロントのブレーキパッドが磨耗しているので 交換
もちろん 汚れなくて 純正の効きを持ったマーヴェラスに交換
リアパッドも同じく交換
ラジエターサブタンクもヒビが入っていましたので交換
「登りの坂が 登らないんだ それも見といてよ」
のご依頼も頂いておりました
診断機で確認しても エラーは検出されないので
リペアーテストドライバー(生診断機) 浜崎が走行テスト
アクセルを普通に踏み込めば 加速するけど 踏み込み方をいろいろ変更してみると
加速不良を起こすシチュエーションに遭遇 生診断機はエアフロと検出
エアフロの調子が悪く 吸入したエアーの容積の計算が出来ていない症状です。
交換して 加速もよくなりました ♪
もちろん同時に燃費も改善
ちゃんとメンテしてあげれば ドイツ車だって 20万キロでも 30万キロでも乗ることが出来ます
実際 ドイツのタクシーは 30万キロオーバーはざら
ドイツ車だって 気にかけてやれば しっかりしたやつなんですから。
先日 名古屋のリニア鉄道館に行って来ました
面白かったです♪
新幹線のブレーキの進化をレポートします。
0系 初代新幹線のブレーキは
車輪内にディスクブレーキが内蔵されています
キャリパーがない?
初代から200系まで テコを利用したアーム式のブレーキを採用しています。
これが油圧ピストン
図に表すと
(汚くてすみません 鉛筆でスケッチしてみました)
力点にある 油圧ピストンが伸びて 作用点にあるブレーキパッドではさむ構造
赤がブレーキパッド
300系からは
ステンメッシュのブレーキラインと多ポットキャリパーが見えます
図に表すと
自動車のブレーキと同じ構造になっている
赤がブレーキパッド 青がピストン
なぜ 変更になったのか
左の旧式のブレーキシステムは 構成パーツが多く 重い
その上 支点 力点のリンク部に かなりのストレスがかかるのでメンテナンス頻度が多い
頻度が多ければ メンテナンス費用が膨らむ
右のシステムは軽量化に貢献している その上 メンテナンス頻度が少なく 費用も安くて済む
それと
テコの原理よりも
パスカルの原理のほうが 倍力するには 簡単で安全なのでしょう
でも
油圧ラインに熱が伝わり易いんじゃないのか?
オイル漏れ大丈夫?
などと 思いますが
熱の問題も
ピストンも断熱に優れたマテリアルを使用して
設計上全く問題ないのでしょう。
オイル漏れも
テコ式のリンクや稼働パーツの管理より オイル漏れ管理のほうが簡単なのでしょう
新幹線も 車体 モーター 足回り などすべての面で軽量化により進化してきました。
自動車も同じで 運動能力が問われる物は軽量化が永遠のテーマなんですね。
最近はエアーブレーキが主流になってきたと聞いていましたので
飛行機や新幹線のブレーキを開発製造している会社に勤める 学生時代の友人に電話してみました。
僕 「新幹線のブレーキは テコ式から車みたいな油圧キャリパーに変わってるんや 」
友人 「なんで 知ってんの? よく知ってるな」
僕 「リニア鉄道館 行ってきたんよ 最近はエアー式なん?」
友人 「俺は飛行機専門だから あんまり わかんねーな 飛行機はな クラッチのように 円盤が押し付けるタイプなんだ しかもフルカーボンなんだよ しかも ブレーキタッチにパイロットの注文がうるせえんだよ 細かいから開発も大変なんだよ」
らしい
動く物は面白い